2017年4月19日水曜日

弦から指に返ってくるフィードバックに意識を向けてみましょう。

弦からどんな感触が指に返ってきているか、そんな意識を持つことでギターの音をさらに良くすることができます。

もちろん最初のうちはどういう風に弦を押さえるかとかどういうパターンで弾くかとうことで頭がいっぱいになってしまうかも知れません。
いわば弦に情報を一方通行で与えっぱなしの状態です。

しかしすこし視点を変えて、弦からどのような感触が感じられるか、返ってきているかに着目することでよりいい音を出せるようになります。

またそうすることで指や力の使い方も変わってくるのでより弾きやすくなる効果もあります。

では具体的にどのような点に注意すればいいのでしょうか。
右手左手と分けて解説します。

2017年4月18日火曜日

左手の移動がなかなかできない時のコツ。離すタイミングの方に意識を持っていってみましょう!

ギターを弾いている中で左手が上手く押さえられない、という局面はたくさんあると思います。

コードチェンジの場合、全部の指が同時に着地できなかったり、リズムが遅れてしまったり、などなど。

特にリズムに乗れない、どうしても遅れてしまうといった場合は指を離すタイミングを見直してみましょう。

どれだけ練習を積んでも、一瞬で複数の指を同時に動かすことはできません。
流麗なプレイには指を離して次に移動する動きが内包されています。

次への動きだけに意識を囚われがちですが、ここで指を離す、という意識を持ってあげると指を動かすための時間を感じることができます。
意識だけでもかなり違いますが、指を離すための具体的なタイミング、動きのコンセプトもいくつか紹介します。

2016年8月26日金曜日

Jimi Hendrix、Purple Hazeイントロフレーズを分析しました!

パープルへイズのイントロフレーズを分析しました。
メロディーの構成音だけ見るとマイナーペンタトニックですが、その音の順番、指使いは王道のロックフレーズとはずいぶん違います。

ジミは天才、とよく一言で済まされてしましますが、理論などはわからなくてもジミのなかには確かな音使いに関する確かな感覚、法則などがあったはずだと思います。
それを解き明かせればジミの核心にもっと近づけるのではないかと思います。

メロディーがどのようなコード感を持っているのか、そのコードはどのような聴こえ方の機能を持っているのか、(トニック、サブドミナント、ドミナント)という観点から分析して考察してみました。

単なるペンタフレーズとは明らかに違うなかなか興味深い事象が発見できましたのでジミ好きな方はぜひご一読ください!

2016年8月15日月曜日

マイクスターン流、トライアドのシーケンスフレーズ。

マイクスターン流のトライアド活用術を紹介します。

2弦にルートがあるトライアドを使ったシークエンスフレーズをマイクスターンはよく使います。
コード進行に合わせて弾く場合もあれば、もとのコードとは関係なく、このシークエンスを全音ずつずらしていったりなどです。

マイクスターン曰く、トライアドの響きは非常に強力なのでどんなコードの上で弾いても大抵ワークするんだとのこと。

2016年8月12日金曜日

アドリブにおけるコードトーンの型、5弦ルート編。

アドリブの基本にして最も重要なポイント、コードトーン。
今回は5弦をルートとしたコードトーンの型を紹介します。

主要の形は全部で4つ。
メジャー7th、ドミナント7th、マイナー7th、マイナー7th♭5です。

1度、3度、5度、7度の4音を一塊の型として捉え、コードフォームを覚えるのと同じようにコードトーンの分布を覚えていきましょう。


メジャー系とマイナー系の指使いの違いに着目して覚えてみてください!

アドリブにおけるコードトーンの型、4弦ルート編。

ジャズのアドリブの練習で最初に覚えるべきことはコードトーン/アルペジオの形です。
コードトーンをしっかり狙って弾いていくことがアドリブにおいての基本であると同時にもっとも重要なポイントです。
コードトーンをいかに弾きこなすかがアドリブの巧拙を分けるといっても過言ではないでしょう。

ギターでは色々なところで同じ音が出るので様々ところにコードトーンが存在しています。


1度、3度、5度、7度の4音を一塊の型として捉え、コードフォームを覚えるのと同じようにコードトーンの分布を覚えていきましょう。

今回は4弦をルートにしたコードトーンの型を基本的な指使いとともに紹介します。

2016年6月6日月曜日

正しい指の立て方。指の形は台形に。

左手の指をしっかり立てて押さえる、は指使いの基本ではありますが、なかなか徹底するのは難しいですよね。
寝かせて押さえる方が楽なのでどうしてもそっちに流れてしまいますが、なるべく最初のうちから癖づけてあげられると後々楽です。
あとから癖を直すのは大変なので。

指が寝ていると音の質も悪くなりますし、コードやソロギターなどでは指が触れて鳴らない弦がでてきてしまったりします。

指を立てるというとシンプルな事柄のようですが、意外と正しい立て方ができなかったりするので図解してみます。

2016年5月31日火曜日

コラム : 弾かないとき、ギターの弦は弛めた方がいいのか?

ギターの保管方法について解説したいと思います。
「弾かないときは弦は弛めた方がいいのか?」ということをよく生徒さんから訊かれます。

弾かない期間がどのくらいかにもよりますが、基本的には弛めなくても大丈夫です。
弦を弛める目的はネックへの負担を減らして反らないようにすることです。

しかしネックは弦が張ってある状態を前提として強度設計がなされています。

弛めることでそのバランスが崩れてかえって反ってしまうことがあるんです。
なので基本的にギターの弦は張りっぱなしで平気です。

2016年5月13日金曜日

The Beatles, While My Guitar Gentry Weepsのコード進行分析 その2



ビートルズ時代のジョージハリスンを代表する曲の1つ,
While My Guitar Gentry Weepsのコード進行分析その2
今回はAメロの後半のEの出自やBメロへの展開について言及してみたいと思います。

2016年5月12日木曜日

ビートルズ、While My Guitar Gentry Weepsのコード進行分析 その1



ビートルズ時代のジョージハリスンを代表する曲の1つ,
While My Guitar Gentry Weeps。
今回はこの曲のコード進行について分析してみたいと思います。
キーはAm、Bメロで同主調であるAに転調しています。

この曲のポイントはなんといっても冒頭のクリシェラインであると思います。
またそれに伴うモーダルインターチェンジも見逃せないポイントですね。

冒頭のAmからベースラインが順に下り、4小節目のFにつながっています。
ベースラインを含むコード内の音が半音ないしスケールに沿って滑らかにつながっているコード進行をクリシェと呼びます。
サムシングでも使われているジョージの十八番ともいえるコード進行ですね。

2016年2月22日月曜日

Freddy Kingのインストブルーズ、San-Ho-Zayをギターデュオで演奏しました!

ブルーズをエレキギターデュオで演奏しました。
エリック・クラプトンに大きな影響を与えたフレディー・キングのインストナンバー、San-Ho-Zay。
フレディー・キングはインスト曲を数多く発表していて、Hidawayは有名ですね。
San-Ho-Zayは8ビートのストレートなリズムで、結構ロック寄りなブルーズです。

このロック風味はフレディー・キングの特徴かなと思います。
結構深い歪みトーンも扱ってたりしますし。

2015年11月15日日曜日

ギターのコードチェンジを滑らかに行うコツについて動画で解説しました!

コードチェンジを滑らかに行うコツを動画で解説しました!

コード弾きの練習で難儀するのはやはりコードチェンジなのではないでしょうか。

コードチェンジは複数の指を同時に動かすので一瞬で行うことはできません。


コードチェンジのためには左手を早めに離して次のコードに向けて指を動かしていくことが必要です。

その左手を離すというコンセプトについて動画で解説しましたのでぜひ練習に役立てて下さい!

2015年10月31日土曜日

Pat Methenyの秘密に挑む 3 〜左手人差し指によるミュート〜

Here To Stayのテーマ部分よりパット・メセニーの運指とミュートのコンセプトについて考察したいと思います。

このテーマは映像をみると中指と小指という指使いで弾かれています。
一見、弾きづらい指使いですが、パットメセニーはどのような考えでこの運指を採用しているのでしょうか。


インポジションとミュートという観点から見ていくとこの難儀な指使いも非常にリーズナブル感じられます。
この2つの観点からこの運指を掘り下げていきたいと思います。

2015年10月1日木曜日

ギターの正しい構え方。斜め45度でギターを持とう。

ギターを演奏していてうまく左手が動かない、コードを押さえる時に指が届かないなどど感じたことはないでしょうか。
特にコードは複数の弦を同時に押さえるので難しく感じてしまうことも多いと思います。

そんなときに見直して欲しいのがギターの構え方です。
正しい構え方で演奏できれば、指の動かしやすさ、力の伝わりやすさがぐっと増して上達のスピードが早くなります!

今回はギターを斜め45度に構えるフォームについて図解しました。
こうすることで左手がとても動かしやすくなります!

2015年9月30日水曜日

Pat Methenyの秘密に挑む 2 〜左手でも弦にエネルギーを加える〜

パットメセニーの音が持つ説得力は右手のピッキングのみならず左手のフィンガリングにも由来しています。

音の質はピッキングで決まるようなイメージがありますが左手でどのように弦を押さえるかでもかなり大きなファクターを占めています。



パットの左手を見ているととても大きな動作で左手のフィンガリングを行っているのがわかります。
今回はこのパット・メセニーの左手の動きについて解説したいと思います。